2017/02/28

ノード回帰について


西洋占星術を勉強し始めた頃、よく分からなかったもののひとつがノードでした。

ノードは実態のない感受点とは言え、シナストリーでは血縁者、パートナーなどノードに顕著な特徴が出ますし、
個人のアングルや天体にノードが重なったり回帰したりしたとき、環境が大きく変化したというお話しもよく伺います。

しかし純粋に出生図でのノードの意味合いという点で、うまく腑に落ちなかったのです。


例えば私のドラゴンヘッドは1室乙女座15度、ドラゴンテイルはその対向にあります(交点はミーンで見ています)。
教科書に書いてある「今生の課題」だとか「過去生のカルマ」って何だろう?と。
ヘッドについては何となくイメージは湧くものの、テイルに関しては疑問だらけでした。

そもそも「過去生」という「目に見えないもの」「確認しようがないもの」は無いものに等しいのではないか、と。
これは私の太陽が実感覚を重視する牡牛座だからということもあるのかもしれません。
魚座のテイルの意味合いは、私の感覚から一番遠いところにあるもので、自分の中には存在しない。
だからノードはあくまで今生での強いご縁や結びつきを表すポイントなのだと。
「過去生」という、自分が実感できないことに対してむしろ否定的な考えを持っていたのです。



そういう私の未熟で傲慢な考えが大きく変化したのは、2016年6月、リマーナすず先生が「水晶練習会」に誘って下さったことがきっかけでした。
今考えると、先生は全てご存知だったのではないかと思えるほどなのですが…。
私がノード回帰を迎えていたときでした。


2016/06/20 15:00 東京都
左図は初めて参加した水晶練習会の日時です。
ヘッド側にt木星、テイル側にt海王星がコンジャンクションしており、t土星を頂点としたTスクエアを形成しています。

水晶練習会でご指導下さっているのは、小山永珠先生で、私とはそんなに歳も変わらないのに、いつも温かく包み込んで下さるような、とっても優しい先生です。

その日はリマーナすず先生、合田三知花先生、茜鳥ジュン先生といった、そうそうたる先生方が揃って参加されていました。水晶を扱うのが初めてということも相まって、私はひとりでガチガチに緊張していたのです。


まず小山先生が水晶への意識の向け方を丁寧に教えて下さり、お題が書かれた紙を封筒に入れ、見えなくした状態でゆっくりと水晶にフォーカスしていきました。

すると、いきなり脈絡のない、様々な映像が私の水晶に映し出されたのです。
えっ?これは目の錯覚?単なる頭の中の想像?
混乱しつつ必死にメモを取っていたのですが、今度は何故か、ちっとも悲しくないのに涙が出てきて止まらなくなくなってしまったのです。
「わあ~、ヤバイヤバイ!変な人だと思われたらどうしよう!」
などと焦ってしまったのですが、それでも涙や脈絡のない映像が止まりません。

後から、小山先生を始め、他の先生方から「浄化」というお言葉を頂きました。
私の見た様々な映像が、先生方と共通している部分が多かったのにも驚きました。
「集合的無意識」という言葉が、現実感を持って迫ってきていました。

さらに、その日の夜から、眠っている間の夢がやけに鮮明になりました。
色は勿論、質感、匂い、感情までもがはっきりとしているのです。
当時繰り返し見た夢は、大勢の人が家の前でひしめきあっていて、玄関をこじ開けようとする夢でした。
私はもう怖くて、鉄の大きな扉を懸命に押さえながら「入って来ないで!」と何度も叫ぶのですが、力及ばず扉が開かれ、どっと人がなだれ込んでくるのです。
鉄の扉の硬さ、冷たさ、入ってきた人達の息づかいまではっきりと覚えています。

半年以上経った今はそのような夢も鮮明さもなくなりましたが、生まれてこのかた神秘的な体験を一度もしたことがない私にとって、全てがまさに「不思議体験」だったのです。



ノード回帰のとき起こる現象は人によって様々ですが、私の場合、土星を頂点とした木星-海王星のTスクエアが重なっていたこともあって、
強烈なイメージと共に「見えないけれど、確かにある」という確信と、私の魚座ドラゴンテイルが現実と初めて結びついた、そんなご縁に恵まれたように思います。
もしかしたら、これまではどこか気付かないふりをしていたのかもしれません。

同時に、今までの自分の浅はかな考えがが恥ずかしくなりました。
占星術の知識を追うことばかりに必死になって、ホロスコープを単なる記号としてしか見ていなかったのです。
認識できるとかできないとか、私の考えなど、宇宙という超自然的なものの前では無に等しい。
気の遠くなるような過去からのつながりと、果てしなく大きな流れの中で私は生かされていることを、占星術を勉強していく以上、肝に銘じなければと思ったのです。



以前、リマーナすず先生が、ノードを「船などの乗り物」や「人がたくさんいる大通り」に例えてお話しして下さったことがあります。

乗り物に乗りたくないのに乗せられてしまい、思わぬところに運ばれていく場合もあるのだとおっしゃっていました。
ノードは「集団性」という意味合いもありますから、何かの出来事が他人に波及して、周りの人を大きく巻き込み、巻き込まれることもあります。
実際、ノード回帰のタイミングで亡くなった方、事故に遭われた方もいらっしゃいますし、ご結婚されたり、ご出産されたりする方もいらっしゃいます。

ノードについては前回の記事でも書かせて頂きましたが、現実や未来(太陽)と記憶や過去生(月)のブレンドがノード軸ですから、
その軸が回帰を迎える時期は、何かの出来事によって自分の奥底にある根底的なものが揺さぶられる時期であり、カルマのニュアンスを帯びる時期でもあるのかもしれません。

私の夢の中、玄関をこじ開けてなだれ込んできた人達は、ノードという船に乗り大挙してやって来て、私の頑固で硬い殻を破って無意識への扉を開いてくれました。
きっと過去にご縁のあった人達で、これからの自分に必要な感覚を教えてくれたのだろうなと思っています。



小山永珠先生の水晶練習会にはそれからも毎月通い続けています。
最初のうちは涙が出たり気分が悪くなったりと、揺り戻しのようなことが起きていましたが、今は落ち着いて見られるようになりました。

一緒に水晶に向き合えるメンバーも増えました。
タロットリーディングや占星家としてご活躍されているあんとす堂さん森んこさんもいらっしゃいます。
アングルを交換していたり、シナストリーやミッドポイントで符合が多かったりと、お話ししているととても楽しく、不思議なご縁を感じます。

みんなでひとつの船に乗って、無意識の海を進んでいるような気がしています。

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