2017/02/26

ノード軸について


ホロスコープは、地球から見た空を、ひとつの球体とみなす天動説の考え方から来ています。この球体を「天球」と言います。
天球内では太陽が1年かけて地球の周りを移動します。その軌道を「黄道」と言います。
黄道を太陽が1周すると、天球を二分する大円となります。この大円が「黄道面」です。

(勿論、太陽が移動しているように見えるのはあくまで地球からの見かけ上の話であって、実際は太陽の周りを地球が公転しながら移動しているのはご存知の通りです。つまり、黄道面=地球の公転面ということになります)



さて、ノードとは、地球の周りを移動する月の軌道「白道」が、黄道面と交わるポイントです。
ノードは1日につきその軌道を3分ほど逆行し、1周するのに18年~19年かかります。
ドラゴンヘッド(ノース・ノード)は白道が黄道面の下から上へ上昇するときの交点で、ドラゴンテイル(サウス・ノード)は白道が黄道面の上から下へ下降するときの交点です。

そういう意味で、ノードは月だけでなく太陽とも密接な関係があります。
出生図の太陽は生涯の目的を表しますから、黄道は、私達それぞれの人生を辿っていく現実的な道筋とも言えます。対して月は、無意識であり下意識――記憶の倉庫です。

つまりノードは、現実が下意識と交差する、あるいは下意識が現実と交差するポイントでもあると言えます。

下意識の遠い記憶が、現実的な意識や経験、課題とつながる。黄道面の下に沈むドラゴンテイルが過去生やカルマと関連すると言われているのはそのためです。
ドラゴンヘッドはその過去の記憶からの学びを踏まえて、新しい領域に踏み出していきます。未来や今生の課題に関連するポイントなのです。

ヘッドとテイル、一見反対の意味でも、こう考えると両者が非常に密接につながっており、現実と下意識が表裏一体であることが感じられます。
ノード軸が常にオポジションなのも、現実と下意識、両極端な位置から私達に働きかけてきていることの表れかもしれません。



もうひとつ重要な観点として、ノードがトランジットする「蝕(食)」のポイントであるということが挙げられます。

太陽の蝕は新月が片方のノードとコンジャンクションするときに起こり、月の蝕は満月が片方のノードとコンジャンクションするときに起きます。
蝕は1年に2回で常にペア。片方は太陽の蝕で、片方は月の蝕となります。(時には3回起こることもあります)

今日の日蝕図です。

2017/02/26 23;58 東京都
魚座ICに月-太陽-海王星-ドラゴンテイルのコンジャンクション。射手座土星が調停しています。

魚座のドラゴンテイルは、気持ちの優しさ、思いやりを示唆するだけでなく、否定的な感情や痛みを浄化し、変容させていける能力をもたらします。
また、「目に見えない」神秘体験や霊性、精神的世界も表します。

しかしオポジションの関係にある乙女座ドラゴンヘッドは、容赦なく現実や物質的概念を投げかけてきます。

その重さから逃避するように、霊性や精神性を利用してしまいがちなところ――例えば他者から吸収した苦しみを抱え込んでしまい、自分が一方的に苦しむことで他者が助かるのではないかという犠牲的、殉教的な思考に陥りがちなところに魚座ドラゴンテイルの弱さがあるように思います。

乙女座のドラゴンヘッドは逆に、実質的なもの、物質的なものに必ず「目に見えないもの」があるという大きな視点を学ぶべきだと示唆してくれているわけですから、
魚座ドラゴンテイルの精神性をいかにして実際の生活の中で生かし、現実や物質的世界をより良く向上させていくかにフォーカスすべき時なのではないかと思います。

ICに天体がたくさんコンジャンクションしていることから、国やご先祖様、家系のルーツ、または潜在意識や深層心理を通じて、深い気付きが得られるのかもしれません。
それがやがて社会をも動かしていく大きなムーブメントを起こすのだと思います。
海王星が関わっていることから、良くも悪くも今まで見えなかったことが顕わになるという解釈もできそうです。

精神的な世界と、物質的な世界。このバランスを取りつつどちらも高めていくことが肝要だとこの図のノード軸が教えてくれているような気がします。
この日蝕図を出生図と重ね、どのハウスで、どの天体の上で起きているかなど検証すると、どのような変容につながるのか大きなヒントになります。



また、今日の日蝕図では新月とは毛色の違う、冥王星を頂点とした火星-天王星と木星の激しいTスクエアも同時に起こります。
実は私の周りに、既に昨日の時点で、大きな怪我をした人、緊急手術を受けることになった人が3人も出ています…。
この記事をもし読んで下さっている方がいらっしゃったら、どうぞお気を付けて下さいね。
実際、圧倒的に強い力でこじ開けられるような感があり、現実や環境が早いペースで大きく変わっていく、そんな配置です。

ちなみに私は日蝕がAsc-Dec上で起こり、上記のTスクエアが牡羊座のn金星とn火星(ミッドポイントでもあります)にほぼコンジャンクションとなります。
この影響は今年の8月末まで続くので、いろいろと気を付けつつ、良い方向に変容していけるようにしていきたいと思っています。いつかご報告できればと思います。

ノード軸に関しては、昨年大きく意識が変わった出来事がありましたので、次の記事で書いてみたいと思います。

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