2017/02/19

土星-冥王星の世代アスペクト


夫の実家がある埼玉県の山奥に引っ越してきたのは、2014年初夏のことです。
SA木星がAscに到達し、牡羊座を進行中のt天王星がn金星付近で順行と逆行を繰り返しているときでした。

それから半年ほど、家の様々で自宅にいたのですが、それらがあらかた片付いた2014年初冬、この地で友達がひとりでもできればとアルバイトをすることにしたのです。



選んだのは自宅から近い「土器の発掘」アルバイト。
歴史には疎い私ですが、これから自分が一生暮らしていくこの土地にどのような歴史があって、どのような人達が暮らしていたのかを知りたいという純粋な興味でした。
このあたりは8~9室にまたがる牡羊座火星-水星コンジャンクションと、9室牡牛座太陽の趣味嗜好が反映されているのかもしれません。

さて、面接に無事合格し早速アルバイトが始まったのですが、驚いたのは、同じアルバイト仲間に会社を定年退職した世代の男性がたくさんいたということでした。
しかも初日から完全なる肉体労働だったのです。

発掘と言えば、小さなスコップで土を取り除いたり、刷毛を使って土器についている土を払ったりする勝手なイメージがあったのですが、
実際は大きなスコップを持ってガンガン土を掘ったり、粘土で固まっている土の表面を1cmずつ削ったりする作業だったので、
冬だというのに汗が吹き出し、腕はしびれ、足腰は痛み、ズボンが泥だらけになり、手のひらにはマメができました。

それでも、初めて大物の土器を掘り当てたときはみんなで拍手して喜びました。
月日が経つうちに、古墳時代に住んでいた人達が河川の流域に集落や水田を作り、度重なる水害に苦しめられながらも、
たくさんの祭祀用の土器などを作って、神様に捧げ、食物の豊作を祈っていたことも知りました。

あまりのキツさに脱落していく人が少なからず出る中、残ったメンバーで毎日苦しい作業を共にしたことで連帯感が生まれたのか、友達がたくさんできました。

中でも特に仲良くなったのが、獅子座土星-冥王星コンジャンクション世代の人達でした。



土星-冥王星のコンジャンクションは、近年では33年~35年の周期で起きています。
世界情勢という観点では、迫害や圧政に対する抵抗が起こる時期とされ、民族間の紛争や独立運動が大きなうねりとなって波及していく転換期と言える時期でもあります。

この特徴は土星-冥王星がスクエアやオポジションを取る時代でも同じことが言えます。
ハードアスペクトはそれだけ、状況を覆すエネルギーが強いということなのですね。

世代の特徴としては、どんな困難なことも恐れず超えていく世代とされています。
様々なことを突き詰めることで、社会の構造そのものを変えていくような底力を持つのです。

出生図で個人天体とアスペクトすると、今までの常識を超えるべく自分自身に鞭打つようにして困難な状況に取り組もうとする傾向が強まりますが、
アスペクトやハウスの位置によっては狭量さや頑固さが表に出やすく、対人関係などに問題を抱える方もいらっしゃいます。



また、コンジャンクションに限って言えば、1982年~1983年夏頃に生まれた世代も天秤座土星-冥王星コンジャンクションを持ちます。(土星が蠍座に入る期間があります)

メディアなどに「キレる世代」と呼ばれていた時期もありましたが、天秤座というサインから、獅子座とはまた違ったニュアンスで、精神的な疲弊のしやすさ、両極端に振れやすい感があります。
勿論、個人天体とのアスペクト等で同様に見るのですが、私の周りではワーカホリック気味で、周りに気を配れる、頑張り屋の方が多い印象です。

獅子座世代と同様、実業家やスポーツ選手、芸能人でも底力のある印象の方が多いですよね。



Kさん(男性)の出生図です。(掲載許可を頂いております)

Kさんはいわゆる「団塊の世代」の方です。戦後の日本の高度成長期を担い、豊かにしてきた世代です。

1946年末~1948年初夏まで、獅子座で土星が順行と逆行を繰り返し、冥王星に近づいたり離れたりしながらコンジャンクションを形成していました。

Kさんは金属の加工会社に研究職兼技師として長年お勤めされていました。

世代アスペクトに火星が加わり、太陽とトライン。

若い頃は、あまりに表情が変わらないことから、職場で「鉄仮面」というあだ名がついていたそうです。

火星-土星-冥王星のコンジャンクションはどうしても自分自身を型にはめて縛るような、頑迷とも言えるニュアンスが出てきますが、
太陽がトラインなのでシビアな現実感覚も持ち合わせつつ、人の意見に左右されない強さも持ち合わせます。

Kさんは早くに奥様を亡くされ、今は一人暮らし。時々アルバイトをしながら趣味の遺跡巡りやスポーツを楽しむ日々を送っていらっしゃいます。

もうとっくに発掘のアルバイトの期間は終わってしまっているのですが、親子ほど歳が離れているのに妙に気が合って、
Kさんを始めアルバイト仲間やアルバイト先の考古学の専門家まで巻き込んで、今でも毎月のように飲み会が開かれています。

Kさんはその席で必ず、何枚ものA4サイズの紙に写真やデータをびっしり詳細に記した遺跡の自作レポートを配布して、その研究成果を皆の前で朗々と発表するのです。
全員酔っ払って聞いちゃいないのですが(笑)、このあたり、獅子座土星-冥王星の押しの強さを感じる…(笑)と同時に、獅子座土星の建設的な使い方だなあとも思えます。
Kさんの場合、月のコンディションもこの傾向を強めているのかもしれませんね。

それでも、Kさんを始め、2回目の土星回帰を過ぎ、これから天王星期に入ろうとする方達から伺う人生経験はそれぞれ深く、重く、彼らからするとまだ若い私はいろいろと考えさせられます。

そんな中でもKさん達が日々をアクティブに楽しみ、土星が伸びやかに自分になじんでいる様子を目の当たりにすると、私自身も何か、広く大きな視点に立てるような感を覚えるのです。

アルバイト先の仲間は、Kさん達以外でも乙女座天王星-冥王星コンジャンクションの世代もいて、シナストリーやミッドポイントでの符合も多く、不思議な縁を感じています。
またの機会に記事にできたらと思っています。

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