2017/06/11

t海王星について ~魚座海王星時代


★今回の記事から、占星術ソフト"Stargazer for Windows by Delphi"の画像を、製作者でいらっしゃる秋津先生よりご許可を頂きましたので、このブログ内のみで掲載させて頂きます。


睡眠に難がある私は、待ち合わせ等で遅刻しないよう、昔からかなり気を付けて余裕を持って行動するようにしているのですが、ここ1ヶ月ほど、ギリギリに到着してしまうことが多いのです。

目的地の最寄り駅に着いても、道に迷ってしまったり、現在地が分からなくなってしまったり、やっと辿り着いた後に忘れ物に気付いたりと、要するにぼんやり状態で、常に様々な方向に考えが飛散してしまい、ひとつのことに集中するのがとても難しいと感じています。



内円から:出生図 / CPS / トランジット
2017年6月10日12:00現在、nドラゴンテイルにp月がほぼコンジャンクション。t海王星がさらにその上でコンジャンクションしています。

もともとぼんやりしていることはさて置き(笑)、過去のt海王星の関わりと照らし合わせてみても、こんな感覚は初めてなのです。
これはnノード軸が関わっていることが大きな原因のひとつになっているのだと思います。

同時に、海王星がもたらしたと思われる事象も他の側面で様々起こっており、必然的にt海王星に思いを馳せざるを得ないことが多くなりました。


まず、海王星のキー・ワードを、思いつく限り挙げてみたいと思います。

海 / 水 / 雨 / 霧 / 泡 / 液体 / 石油 / 酒 / 医療 / 薬 / 癒し / リラックス / 浄化 / 宗教 / 芸術 / 芸術表現 / イメージ / 創造 / 妄想 / 混沌 / 混乱 / スキャンダル / 夢 / 希望 / 博愛 / 精神 / 無意識的な領域 / 麻痺 / 幻想 / 幻滅 / 霊感 / 超感覚 / スピリチュアル / 犯罪 / 詐欺 / 欺瞞 / 虚構 / 曖昧さ / 麻薬 / 中毒 / 汚染 / 浸食 / 溶解 / 喪失 / 不倫 / ウィルス / 感染 / 注意散漫 / 拡散 / 引き寄せ / 非時間性 / 非空間性 など

海王星は魚座の支配星です。魚座は12サイン(星座)の中で最後のサインに当たり、かつ柔軟宮 / 水のサインであるため、時間や空間をも超え、良くも悪くも、全てを引き寄せ、取り込んでしまう要素を持ちます。
勿論、トランジットではその時々の他の天体とのアスペクトによって象意が広がり、大きな影響を及ぼすのです。

支配サインの魚座に回帰した今、過去の魚座海王星時代がどのような事象をもたらしたのか歴史から学びつつ、上記のキー・ワードを踏まえながらt海王星への理解を深めていけたらと思います。



ゴールドラッシュ 切手
海王星の公転周期は約165年。今回魚座に入室したのは2011年4月です。牡羊座に抜けるのは2025年3月。海王星は約14年間、海王星の力が最大限に強まった形で魚座に在することになります。

前回の魚座入りは1848年2月半ば。日本では江戸時代に当たります。時の将軍は13代目の徳川家慶。嘉永元年の年でした。

まずt海王星魚座の象徴的な出来事として、1848年(魚座1~4度)、アメリカの「ゴールド・ラッシュ(California Gold Rush)」が始まったことが挙げられます。
農場の使用人が砂金を発見したことがきっかけで、西部の「未開の地」に、金鉱を求めて世界中から移民が殺到したのです。翌年の1849年(魚座1~5度)にはさらに急増し、開拓者の象徴として"49ers(forty-niners)"と呼ばれました。

砂金を採る女性
49ersには家族で移住した移民も多く、移民の宿舎を経営したり、料理や洗濯を引き受けるビジネスを立ち上げたりして男性並みの手腕を発揮する女性も現れ、女性の労働スタイルをも変革していったのです。

ただ、そういった発展の歴史は、先住民であるインディアンの部族の土地への移民の侵入・浸食――いわゆる「民族浄化」が行われた歴史でもあります。
また、劣悪な環境による感染病の蔓延、無法地帯であるがゆえの暴力と犯罪率の高さ、無理な発掘による環境汚染や生態系へのダメージも深刻でした。

1950年(魚座3~6度)、何十万人にも膨れ上がった人口を鑑み、このフロンティアは「カリフォルニア州」となりましたが、結局大多数の人にとっては"砂上の楼閣"のような、雲をつかむような夢で終わってしまったのです。
しかし今でもカリフォルニアは「アメリカン・ドリーム」の象徴とされていますし、海王星が魚座に戻ってきた現在、かつて49ersが使っていた当時の作業用デニムを発掘して一獲千金を狙う「デニム・ハンター」と呼ばれる人達も出てきているそうで、時代を超えて夢は連鎖するのだなととても興味深く感じています。



1853/07/08 17:00 黒船来航
日本では、1853年(魚座10~14度)アメリカのペリー提督(Matthew C. Perry)が黒船で浦賀沖(現在の横須賀市)に現れ、停泊しました。

魚座14度にある3室海王星を頂点としたAsc-Dec上のノード軸-木星-火星とのTスクエア。
大変大きな変わり目であり、こじ開けられるように侵入され、後になるほどに大きな影響力を持つことを感じさせると同時に、勢いが強く、押しの強い相手に振り回されやすい配置であるとも言えます。
ご存知の通り、これをきっかけに1639年から鎖国を続けていた日本は開国への道を歩まざるを得なくなります。

翌年1854年3月(魚座15度)には日米和親条約が締結されました。現在(2017/06/10)のt海王星も、163年振りに同じ魚座15度に位置しています。



前述したゴールド・ラッシュの件も含め、歴史は繰り返すのか、現在もヨーロッパでは紛争から逃れようと、国境を越えて移民・難民が100万人以上殺到しています。
また、イギリスのEU離脱、LGBT(性的少数者)を始め、いわゆるマイノリティと呼ばれる人達に光が当たる等、国境や人種、男女の境界線さえ溶かそうとする事象、博愛的な精神でお互いを受け入れ、認め合っていこうという機運も魚座海王星的であると言えます。

日本でも現在、土壌汚染、領土問題、違法薬物、不倫ゴシップなど取り沙汰されています。海王星は輪郭を溶かすので、隠していたことが顕わになるという象意もあるのです。



1858/02/11 11:00 フランス ルルド
個人としても魚座t海王星の影響は大きいです。
右図は1858年2月にフランスのルルドで聖母マリアに邂逅したというベルナデット・スビルー(1844/01/07 14:00 フランス ルルド)の3重円です。

昼食の薪を拾いに近くの洞窟へ出掛けた当時14歳のベルナデットは、強い風と共に現れた白い服に青い帯をつけた若い女性に出会います。
1858年はtノード軸がt魚座海王星22度とコンジャンクション。ベルナデットのn火星の上でコンジャンクションしています。

噂はあっという間に広がりました。当初は当然懐疑的だった教会の神父様も、貧しく、学校にもほとんど行けず、読み書きもできなかったベルナデットが知り得ない話をするのを聞いて、聖母マリアの出現を確信するようになるのです。

そんな中、何度目かの邂逅のとき、女性に指示されたところをベルナデットが掘ってみると、みるみる水が湧き出てきました。その水を飲んだり、浸かったりすると病気や怪我が治ったという例が多数報告され、そこは「ルルドの泉」と呼ばれるようになったということです。

ベルナデット・スビルー
 ベルナデットの火星は魚座19度。冥王星 / MC、海王星 / 冥王星 のミッドポイントを満たしています。
一見不思議な話であっても、出生図の個人天体に海王星とノード軸が関わると、目に見えない世界への扉が開くのは自然なことなのだとさえ思えてきます。

こういった話は、一般社会での常識(土星)から照らし合わせると変わった人扱いされがちです。私も以前は完全な懐疑派だったのです。

しかし、海王星は時間や空間を超えて常識では計り知れない何かを引き寄せてくる天体ですから、広大な宇宙の中、小さな地球に住む私達人間の「常識の枠」など取るに足らないものなのだと教えてくれる天体でもあるのだと、今は思えるのです。



冒頭で書いたように、現在私も海王星からの「拡散」させる作用に、ぼんやりしてしまっているのですが、nドラゴンテイルが関わっていることもあり、出生図の天体を意識するワークをたくさん受講しています。

また、私のドラゴンテイルにライツがタイトにコンジャンクションしている人とのご縁が急速に増え、この6月だけでもいろいろなお約束が5件もあるのです(そのうちの1人は義父です)。
これは偶然ではなく、威力の強い魚座海王星が連れてきてくれたご縁なのだと思います。そして、それは私の無意識にもっとフォーカスしていくためのご縁なのかもしれません。

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