2018/01/04

2018年 新年のご挨拶 ~山羊座土星期間の幕開けとお知らせ


あけましておめでとうございます!

昨年末、海外在住のお客様が「なんで日本ではみんな年末に慌てて掃除するんだ?!」とおっしゃっていて、確かに日本の年末年始の一連の流れは世界の中でも稀なのだろうなあと思いました。
おせち料理やお雑煮、年賀状に初詣。それだけでなく、新年に歳神様をお迎えするため、門松やしめ縄を飾る前に大掃除(すす払い)して「身辺を清める」――平安時代から続くという、そういった日本独特の風習は月(IC)の感覚であり、土星の習慣でもあります。

ですから、占い師だというのに、グレゴリオ暦(現行の太陽暦)の通りに"新年"のご挨拶をするものではないのかもしれませんが、土星の習慣の中で暮らしていると、やっぱりご挨拶したくなってしまいますね。
西洋占星術(ユリウス暦)での"新年"は「春分の日」――ホロスコープ上で、t太陽が「春分点」と言われる牡羊座に入る瞬間を指すものだからです。

2017年末にt土星が山羊座というナチュラル・サインに回帰したことで、今後約2年半の間、こういった日本独自の良さ――「土星の習慣」がますますクローズ・アップされてくることと思います。



ヤギの均衡感覚
山羊座というサイン(星座)は均衡感覚に関連しています。

高いところが苦手な方には、新年早々ひょえーとなる画像で申し訳ないのですが、ヤギはほぼ垂直の険しい岩の上でもバランスを取って真っ直ぐ立つことができます。

またヤギの目の位置は顔の真横にあり、瞳自体が横に広がっているため、視界をほぼ360度カバーすることができるそうです。ですから私達がヤギの真後ろに立ったとしても、ヤギからはバッチリ見えているそうです(笑)

つまり、山羊座の均衡感覚というのは、周囲の環境・空間を全てきちんと把握した上で、バランスを取りつつ真っ直ぐ立つことができる感覚であると言えます。
たとえ不自由な狭い場所にいたとしても、周囲の環境に振り回されず、与えられた環境・自分の立ち位置でやるべきことを積極的に行っていく性質が出てくるわけです。山羊座は活動宮のサインだからです。
同時にそれは真のバランス感覚と、客観的視点を養うことにつながります。



土星が山羊座に回帰するのは1988年~1991年以来。
過去の記事("土星-天王星について")で書いたように、昭和天皇の崩御・バブル崩壊・ソビエト連邦のペレストロイカに伴う冷戦の終結・ベルリンの壁の崩壊など、日本でも、世界的にも、大きな時代の分かれ目となった期間です。


2019/05/01 0:00 東京都
今回、奇しくも同じ山羊座土星期間に今上陛下がご譲位されることとなりましたが、ちょうどその頃(2019年5月1日)山羊座土星-冥王星のコンジャンクションが形成されます。

一般的に、土星-冥王星のコンジャンクションは真正面から壁を突破していく力を表します。「超努力」によって今までの記録や常識を打ち破っていく力です。

ですからこのアスペクトが起きる期間は、社会そのものを是正しようとする力が働くことから、やはり時代の大きな変わり目となります。

日付が変わった0時の時点でのチャートを作成してみました。
3室牡羊座水星と山羊座土星-冥王星-ドラゴン・テイルとのスクエア。Asc-Decラインに重なっています。
また2室魚座月-海王星を頂点とした射手座木星-双子座火星のTスクエア。
さらに3室牡羊座キロン、牡羊座金星、牡牛座天王星、牡牛座太陽はほぼノー・アスペクト。
今上陛下のご譲位に伴い、元号も変わるということから非常に強烈な配置だと言えます。



そういった意味で、この山羊座土星期間は、個人に対しても「是正される」面が大きいと言えます。

2014年末~2017年末にかけて進行した射手座土星期間は、抽象的なテーマや果てしない理想を追うには良い期間でした。
しかし土星が山羊座入りすることで、それまでの理想を現実のものとして着地させていく方向へ舵が切られるような体験をしやすいのではと思います。
現実離れした夢や理想は淘汰され、様々な痛みを伴うこともあるかもしれません。
しかしそれは然るべき場所へ自分を是正してくれる必要な痛みであると認識することが重要です。

ただ、土星は均衡を取る天体――何でも平均化しようとする天体ですから、「義務」や「常識」を振りかざして、枠からはみ出したり、例外であったりすることを一切認めない風潮も出てきがちです。山羊座に回帰しているのですからなおさらです。
土星はもともと「安定させる」ための天体ではあるのですが、そういった風潮に息苦しさを感じられる方も実際に多くいらっしゃるでしょう。

それでも、山羊座土星の影響は全ての人に影響を与えていきます。
土星は「メンテナンス」の天体でもありますし、「最終的な将来像」を示す天体でもあります。
この機会に、今までのことを振り返って、自分の今後の生き方をどうメンテナンスしていくか考えてみると良いかもしれません。
そういった取り組みが、2020年から始まる水瓶座土星期間に、ご自身の中で普遍的な、揺るぎないものになっていくのを感じることができるのではないかと思います。



さて、最後に新しい記事――「星々の意匠(いしょう)」についてのお知らせです。

これまで、ある特定の天体やアスペクトをテーマに据え、関連する特定の人物や出来事の一部をクローズ・アップする形でこのブログの記事を書いてきました。
このスタイルをこれからも続けていきたいと思っている一方で、私の書き方だと、どうしても「後付けの解釈に陥りがちである」ということがずっと気になっていました。

鑑定では、お客様の出生図を拝見しながら時期も含めてその可能性を模索していくわけですが、それはむしろ能動的な取り組みと言えます。
ただブログとなるとなかなかそうもいかず、現在のスタイルでは、占星術というツールの本来の役目のひとつである「能動的な解釈」に限界がありました。

そこで、今までのスタイルはそのまま継続しつつ、「星々の意匠」と題して、ある特定の人物を取り上げ、自由なテーマで、かつ能動的に出生図を解釈していく試みをシリーズとして書いてみたいと以前から考えていました。

西洋占星術は情報が膨大なので、全てを書き記すことは難しいのですが、その人物の業績や作品から学べることも、このブログをご覧下さっている皆様にシェアさせて頂きたいと思っています。
第1回目の記事は、近日中に公開したいと思います。



占星術を勉強していて、一番良かったなと思うことは、この世の中には本当にいろんな人がいて、長所も短所も含めて全てが「その人そのもの」であると理解し、受け入れることができるようになったことです。

私も本当に短所だらけの人間なのですが、私個人が人に対して「好き嫌い」を感じることそのものが土星の枠の中の考え方であって、「生まれた瞬間の星の配置」を表すホロスコープ――宇宙という未知なるものの采配の前では、皆それぞれ違っているし、いろいろな相性があって当たり前であると思えるのです。

個人が生まれた瞬間から広がっていくそれぞれの環境、嗜好、考え方、人生に至るまでが、その時々の星の配置によって方向づけられている――それは星々による超自然的な「意匠(趣向・デザイン)」なのではないかと思っていますし、この中2病っぽい(笑)名称の意図もご理解頂けるのではないかと思っています。

今年はこの「星々の意匠」を始め、いろいろなことに挑戦していく一方で、お客様の「きらきら星」をたくさん見つけられるよう、占星術の勉強を少しずつ積み重ねていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿